カッピングセラピー(吸玉)
ジャスティンビーバーやグウィネス パルトローなどの著名人や、
オリンピックで水泳のマイケルフェルプスについた丸い痕で
カッピングは一躍有名になりました。
カッピングってどんなものなの?!
カッピング(吸玉)は皮膚にカップ(ガラスやプラスチックのカップ)をあて陰圧をかけます。
陰圧とは身体の内側から外側へかかる力(吸われるような感じ)のことで、カッピング(吸玉)ならでは作用です。
身体に陰圧の力をかけることにより、カッピング(吸玉)を施した周辺の血管を拡張させ、血流量を増やし、血行を良くする事が出来ます。
それにより、血液循環やリンパ循環の改善、筋肉の緊張からくる肩こりや腰痛などの症状を緩和していきます。
それと同時に身体の表面に分布された神経を刺激する事により、自律神経や感覚神経をとおして中枢神経系にも刺激が伝わります。
それにより神経系のバランス、ホルモン調整にも影響を与えると考えられます。
もちろん、西洋医学的な考え方だけでなく、東洋医学的な考え方でツボ(経穴)を用いる事で、ツボ(経穴)のもつ効果・作用も期待できます。
カッピングの効果ってどんなものがあるの?!
①血行をよくしてくれる
カッピング(吸玉)による陰圧の作用により局所の血管が拡張し、血流が増加します。
②リンパ循環の改善
③皮膚の若さを保つ
皮膚組織の血管が拡張する事で、組織に栄養が行き届き、吸引圧の効果によって毛穴や汗腺から不要な物質の排泄が盛んになるため、皮膚の状態が良くなります。
④筋膜の動きを良くする
⑤関節の動きを滑らかにする
関節液の分泌を促す滑膜付近の血行が良くなる事により、関節痛を軽減させる事が出来ます。
⑥内臓の器官を活発にする
陰圧の作用を用いて臓壁を刺激する、また体表面に陰圧の刺激を加えることで、内臓の働きを改善させていきます。
⑦神経を正常に調節する
陰圧の刺激を加える、末梢神経を通じて中枢神経系に刺激が到達します。大脳皮質に到達する間に、視床下部、下垂体といった自律神経系にも影響を与えます。生体にちょうど良い刺激を与え続ける事で、体質を改善させる事が出来ます。